My Favorite CDs

Katarzyna Popowa-Zydron (エカティリーナ・ポポヴァ・ズィドロン)
ACD 189-2 rec.2012 My Runk:S
ブレハッチのお師匠さんでもあるポポヴァ・ズィドロンの演奏は、良い意味で正統的。ツィメルマンのような圧倒的なコントロール力はないものの、自然な歌い回しと鮮やかな音色が気持ちいい。休日の朝に漕ぎ出す舟のような優しい晴れやかさを感じる。下のツィメルマンの舟歌は完璧だなと思うんだけど、こちらの温かみのある気持ちのいい舟歌もとてもお気に入り。

Krystian Zimerman(クリスティアン・ツィメルマン)
UCCG-6277 rec.1987 My Runk:S
バラードと同じく、息が深く、ナルシスティックでドラマチックな名演。比較的スケールの大きな大曲に仕上がっており、透明感のある弱音と力強い打鍵のコントラストが完全にコントロールされている。あと、音の粒のそろいが非常にきれい。安易な言葉を使うなら、完璧、と言ってしまいたくなる演奏。

Fou Ts'ong(フー・ツォン)
SBK 53 515 rec.1979? My Runk:S-
荒波に飛び込んでいく舟歌。一音目の強烈な打鍵から他の舟歌とは違うのだと気付く。苦難に満ちた航海を思わせるシリアスな歌い回しで、荒波の中をそれでも突き進んでいく。重々しく太い打鍵がずっしりと響く。

Boris Petrushansky (ボリス・ペトルシャンスキー)
AG139 rec.1995 My Runk:A
強弱やリズムをかなり揺らし、淡々と弾き流すことがない。さながら、舟に揺らされているような演奏。人によっては、少し船酔いするかもしれませんが。もともとはモスクワ生まれということも関係しているのか、打鍵にそれなりの力強さもあり、柔と剛を併せ持っている。録音も明瞭。

Ivan Moravec(イヴァン・モラヴェッツ)
SU3583-2 111 rec.1965-69 My Runk:A
こちらもまた、大きく揺れながら良く歌う舟歌。打鍵に力強さがあり、大きなスケールで描かれている。時代が時代なので仕方ないが、若干録音がのっぺりしていることと、途中で音の乱れがあるのが残念。

Vlado Perlemuter(ヴラド・ペルルミュテール)
NI1764 rec.1974-82 My Runk:A
7分48秒という演奏時間からも分かるように、さらっと流れていく。だけど味気ないわけではなく、無駄なものを取り除いた演奏という感じ。ペルルミュテールが70歳過ぎの頃の演奏のため、一聴すると地味かもしれないが滋味深い演奏。

Evgeny Kissin(エフゲニー・キーシン)
88697625302 rec.1998 My Runk:A
力強さがありつつも客観性に優れ、デリカシーのある演奏。強烈な打鍵でスケールを広げつつも、繊細な弱音の表現にも力が入れられているように感じ、優しく、美しさが堪能できる。録音はやや残響が多めな気もするが明瞭で美しい。

Rafał Blechacz(ラファウ・ブレハッチ)
486 3438 rec.2021 My Runk:A
演奏はそれほど大きく揺らすこともなく比較的優等生的だが、音の強弱のコントロールが非常に上手なので、音色が多彩で飽きない。それなりに速いテンポで駆け抜けることもあり、特に揺らされることが多いこの曲においては、それをさらっとしていると感じるのか、躍動感や切迫感があると感じるのかは分かれるのかも知れない。

Regina Smendzianka(レギナ・スメンジャンカ)
PCCL-00464 rec.1991 My Runk:A-
消え入るような弱音からゆっくりと舟を出し、徐々に盛り上げていく展開が美しい。スメンジャンカが60歳後半のころの演奏のはずだけど、打鍵に十分力強さもあり。しっかりと歌いつつも、歌い回しがくどくないのでバランスも取れている。音の粒がもう少し揃っていれば、もっと好きな録音だったかも、と思った。
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※以下随時更新予定……








































































