My Favorite CDs

Frederic Chiu (フレデリック・チュウ)
HMU 907201&HMU 907282 rec.1996-2003 My Runk:A

技巧の高さと音楽性の高さが備わった快演。10-6を5分近くかけて弾くなど、あまり一般的でない解釈も随所に見られるものの、それを補って余るほどのエネルギーに満ちている。激情迸る10-4や革命は必聴。Op.25はOp.10と比較すると、より音楽性に焦点を当てているようでそこまでの激情は感じないものの、バランスの取れた良演。

Maurizio Pollini(マウリツィオ・ポリーニ)
477 9908 rec.1972 My Runk:A

まあこっちをトップにしても良かったんですけど。言わずもがなの名盤。圧倒的なテクニック。個人的には、あまりにも完璧すぎるけれどももう少し音楽性というか叙情性がほしい。が、そんな言葉もこの名演の前には霞む。

Murray Perahia(マレイ・ペライア)
88697648232 rec.2001 My Runk:A

技術的にも及第点でありつつ、詩情豊かなエチュード。特にエオリアンハープはそうしたペライアの詩情性と相性が良く、25-6のような難曲でもしっかりと音楽性を感じさせてくれる。ポリーニのような硬質さとはある意味対極とも言える名演。

Grigory Sokolov(グレゴリー・ソコロフ)
OP30456 rec.1995 My Runk:A

Op.25のみ収録。たっぷりと歌っており、ただ練習する曲ではない美しい音楽としての練習曲であることがよく分かる。デュナーミクが広いため劇的な演奏に仕上がっており、木枯らしや大洋のような迫力のある曲はもちろん、どの曲も小品とは呼ばせない満足感。Op.25しかないことが惜しい。

Kemal Gekić(ケマル・ゲキチ)
0700261361536 rec.2009 My Runk:A-

変態的演奏なんですけど……やっぱ好きなんですよねえ。25-5の内声えぐりや25-11での謎のスタッカートなど、演奏は非常に恣意的。が、メカニカルが高いので、拒否感がなければ十分に楽しめる。あと、このCDはなんといっても大洋。普通ははじめから荒波へと飛び込むところ、この演奏では静かな海へと少しずつ足を踏み入れていく。そして徐々に波は強さを増し、ついに荒波と対峙したときのカタルシスがすごい。これだけでも聴いてほしい。

Krzysztof Jablonski(クシシュトフ・ヤブウォンスキ)
CDB007 rec.1998 My Runk:A-

ナショナルエディションシリーズの一環。非常に清潔で、模範的な演奏。もう少しヤヴウォンスキの色があっても良かったのではと思わなくもないが、これはこれで良い。歯切れのいい録音とも相まって、非常に聴きやすい1枚。

Nikolai Lugansky(ニコライ・ルガンスキー)
WPCS11329 rec.1999 My Runk:A-

ポリーニ系の演奏で、メカニカルは素晴らしい。ルガンスキーらしく気品のある演奏で、しっかりとコントロールされた演奏。色彩がないわけではないが、もう少し歌ってくれる方が好みかなと思わなくもない。とはいえ、総じて完成度の高い演奏。

Geza Anda(ゲザ・アンダ)
c824 102b  rec.1965  My Runk:A-

リリシズムという点では、アンダの右に出るものはいないんじゃないかとか思ってしまいます。25-5が大好きなんですが、中でもアンダの演奏がぶっちぎりで好き。この録音はモノラルだけど、他にアスコーナでのライブを収録したものも出ていて(Op.25のみ)、そちらは一応ステレオ。

Georges Cziffra(ジョルジュ・シフラ)
450 760-2  rec.1962 My Runk:A-

爆炎のエチュード。笑 当時の乾いた録音がまた演奏に合っていて、木枯らしとか完全に燃えちゃってる。おおむね爆速で駆け抜けていくし、突然爆発したりするし、曲によってやる気が違うような気もするが……求心力の強い演奏。

Louis Lortie (ルイ・ロルティ)
CHAN-8482 rec.1986 My Runk:A-

ファツィオリで弾かれたエチュードで、清潔感と鮮やかさに溢れている。真面目なロルティなので奇をてらった表現はなく、実直で爽やか。10-1が始まった瞬間に心を惹かれる。自分の好きな方向性とはまた違うけれど、紛うことなき名盤。

Partially recorded

一部収録盤

Vladimir Horowitz(ウラディミール・ホロヴィッツ)
SICC-1190 rec.1972 My Runk:A-

別れの曲においては、ホロヴィッツの演奏が一番好きです。彼の美点は、何よりも消え入るようなピアニッシモだと思っていて、それが存分に発揮された演奏。泣ける。

Other CDs

※以下随時更新予定

Maurizio Pollini(マウリツィオ・ポリーニ)
JSBT8473 rec.1960

Krzysztof Jablonski(クシシュトフ・ヤブウォンスキ)
NIFCCD215 rec.2015

Krzysztof Jablonski(クシシュトフ・ヤブウォンスキ)
NIFCCD047 rec.2016

Jarosław Drzewiecki(ヤロスラフ・ジェヴィエツキ)
PCCL-00456 rec.1992