My Favorite CDs

Adam Harasiewicz(アダム・ハラシェヴィチ)
NIFC-208 rec.1993-2010 My Runk:S

これぞまさしく、ポーランドのマズルカ、といった演奏。存分に土臭さを存分に味わうことができる名演。ハラシェヴィチといえば、1955年のショパンコンクール優勝者であるにも関わらず、2位であるアシュケナージとの比較で語られることが多いけれども、あまり突き抜けるところのないように感じるアシュケナージの録音に比べると、このハラシェヴィチのマズルカは唯一無二の名作になったのではないだろうか。録音も大変良好。

Ewa Poblocka (エヴァ・ポブウォツカ)
CDB012 rec.1999 My Runk:S

ベアルトンのエキエル版シリーズのため、遺作が収録されていない点が非常に残念な録音。ハラシェヴィチのマズルカと比べるとそこまで田舎臭さは感じず自然で、純粋なピアノ小品としての完成度が高い。その中にも微かな土の匂いを感じることができ、聴きやすさは随一。明るく歯切れの良い音色も良い。ポブウォツカは、ショパンの小品系を弾かせると敵なしだと感じる。

Fou Ts'ong(フー・ツォン)
SB2K 53 246 rec.1984? My Runk:A

1955年のショパンコンクールでマズルカ賞を受賞したフー・ツォンの録音は、ポーランドの土臭さとはまた違うようにも感じるけど、シリアスで素晴らしい演奏。マズルカはショパンの心情が最もありのまま表出されているなんて言われることもあるけど、特に陰鬱な曲において、そうした側面をこれでもかと突きつけてくる快演。時には、小品の域に収まらないような感情の爆発を見せることも。ただ、ちょっとキンキンし過ぎな録音は気になるような。

Andrzej Wasowski(アンジェイ・ワゾウスキ)
CCD-42036 rec.1980 My Runk:A

時に大胆なルバートや間の取り方を用いるなど、非常に濃厚なマズルカ。それほど音色が多彩でない一方でリズムには趣向を凝らしており、揺れに揺れながら、しかし作為的というよりは非常に即興的にも聴こえる。比較的小品的なものが多いというか、大きく演奏家の色が出るようなマズルカは多くない気がする中で、深く濃厚なマズルカが楽しめる。

Jean-Marc Luisada(ジャン=マルク・ルイサダ)
88697686922 rec.2005 My Runk:A-

ルイサダのマズルカ集にはグラモフォン盤もありますが、あちらは私には濃すぎて少し敬遠気味です。それと比べると、このRCA盤はルイサダらしい濃さはしっかりと感じさせつつも、適度に聴きやすい印象。非常に音色やリズムが多彩なため、通して聴いていても飽きることがない。それでも、さすがのルイサダ節にちょっと胃もたれ気味にはなるけど……。

Halina Czerny-Stefańska(ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ)
PCCL-00460 rec.1989 My Runk:A-

自然な演奏の中に土の匂いを感じることが出来る、総合的に満足度の高い演奏。過度にマズルカのリズムを強調しすぎないため聴きやすく、それでいてポーランドのピアニストらしい本場の香りを感じることができる。感傷的になりすぎないのは良いところでもあるものの、曲によってはもう少し入り込んで弾いて欲しいと思う場面も。

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※以下随時更新予定