ポロネーズ集の聴き比べについては、こちらにまとめを掲載しておりますが、ショパンの最高傑作とも名高い幻想ポロネーズは、別途取り上げざるを得ないでしょう。舟歌や幻想曲と並んで単体で取り上げられることも多く、私の最も好きな曲のひとつでもあります。
My Favorite CDs

Rafał Blechacz(ラファウ・ブレハッチ)
B0018883-02 rec.2013 My Runk:S
明晰な強音と消え入るような弱音をコントロールし、天国を描き出す名演。一音一音かみ締めるように弾かれる序奏、対照的に圧倒的なスピードで駆け抜けていくコーダ。駆け抜けていくといっても、爽快な印象というよりも、走馬灯がめまぐるしく駆け抜けていくような、切迫的な、そんな印象を受ける。複雑な曲だけど、その幻想的な雰囲気を見事に表現しつつ、最後にしっかりと感じさせてくれるカタルシスに、時に泣きそうになってしまう。

Dominique Merlet (ドミニク・メルレ)
S 438512 rec.1991-1995 My Runk:S-
やはり教師的でありつつ、非常に全体的なレベルの高い演奏。奇をてらったところはないものの、深い打鍵で大曲としてのスケールを描き出しつつ、弱音の表現も淡泊ではないため退屈さはまったく感じさせない。あくまでも自然な歌い回しで、曲自体の持つ良さを最大限に引き出している。やや音像が遠目な気がしなくもない……?

Boris Petrushansky (ボリス・ペトルシャンスキー)
AG139 rec.1995 My Runk:A
やはり音の強さによる描き分けがすごい。強い音から弱音まで、その間を自在に操るので、うねるようなコーダが新鮮でありつつ説得力がある。現在ではイタリア国籍ということも納得がいく歌いっぷりで、演奏時間は約16分。録音も明晰で良好。

Katarzyna Popowa-Zydron (エカティリーナ・ポポヴァ・ズィドロン)
ACD 189-2 rec.2012 My Runk:A
それなりに歌いつつもくどくはなく、明るい音色でまとまりのある演奏。しっかりと深く打鍵もしてくれるので、コーダでのカタルシスも感じられる。やや録音の残響は強め? 音の強弱がもう少し多彩だったらなお好きかもしれない。ただ、総じて完成度の高い良演。

Oleg Boshniakovich (オレグ・ボシュニアコーヴィチ)
COCQ-84249 rec.1969-87 My Runk:A
古き良きロシアンピアニズム。ただ、その中ではしっかりと歌心のある人だったように思う。強烈な打鍵と硬質で残響の多い録音が相まって、荘厳で圧巻の演奏に仕上がっている。特に爆撃のようなコーダにはただただ圧倒される。

Garrick Ohlsson(ギャリック・オールソン)
TOCE91045 rec.1972-73 My Runk:A
1970年のショパンコンクール覇者であるオールソンの演奏。オールソンは、この72年の録音の後、アラベスクレーベルにショパン作品を録音しハイペリオンから全集として発売しており、その際にポロネーズも再録しているが、幻想ポロネーズだけみると、荒々しくも尖った72年の録音の方が好き。なんと言っても力強く荒々しい打鍵によるコーダは圧巻。

Fou Ts'ong(フー・ツォン)
SBK 53 515 rec.1979? My Runk:A

Michel Block(ミシェル・ブロック)
PPR224504 rec.1994 My Runk:A-

Finghin Collins(フィンギン・コリンズ)
50-1719 rec.2017? My Runk:A-

Petras Geniusas(ペトラス・ゲニューシャス)
ES 2024 rec.1996 My Runk:A-

Janusz Olejniczak (ヤノシュ・オレイニチャク)
CDB005 rec.1997 My Runk:A-

James Rhodes(ジェイムズ・ローズ)
SIGCD494 rec.2017 My Runk:A-

Nikolai Demidenko(ニコライ・デミジェンコ)
CDA66597 rec.1992 My Runk:A-
Other CDs
※以下随時更新予定……


Ivan Moravec(イヴァン・モラヴェッツ)
CDX 5103 rec.1982 My Runk:B








































































