基本的には、生前に出版された7曲(1~7番)を含む全集を収録したCDをここでは取り上げますが、幻想ポロネーズについては別途こちらにもまとめています。

My Favorite CDs

Rafał Blechacz(ラファウ・ブレハッチ)
B0018883-02 rec.2013 My Runk:S

大変鮮やかで明快、かつ陰影にも富んだ名演。まず技術的に素晴らしく、濁らずはっきりとした強音と不意の弱音のコントラストが美しい。音楽的にも、「ポロネーズは舞曲なんですよ」というのがよく感じられる演奏で、時には駆け抜けていくようなスピード感の中にブレハッチのエネルギーを感じる。ただ、だからといって爽やかなだけの演奏に終わらず、例えば5番などにおける陰影の深さは、まさしくショパンの音楽であると感じる。幻想ポロネーズは、もはや天国です。名演。

Janusz Olejniczak (ヤノシュ・オレイニチャク)
CDB005&CDB037 rec.1997-2007 My Runk:A

生前出版作と遺作に分けてそれぞれ録音されており、2枚で全16曲が揃います。オレイニチャクの演奏は純音楽的というか、まるで起伏のあるバラードであるかのように演奏されており魅力的。幻想ポロネーズなどはそれがものすごく合うし、3番の軍隊などは、それまでは正直聴いていてつまらない曲だなと思っていたのが、オレイニチャクの演奏を聴いて「こんな面白い曲だったのか!」と驚かされた。遺作においても同様で、比較的人気(?)の別れのポロネーズなんかを聴くと、たっぷりと甘く歌われており、他の別れシリーズと比べても遜色ない曲に聴こえる。

Partially recorded

一部収録盤

※幻想ポロネーズまとめはこちら

Martha Argerich(マルタ・アルゲリッチ)
477 5870 Rec.1967 My Runk:A-

アルゲリッチは、英雄と幻想ポロネーズの録音を残していますが、ここでは英雄について。まあ想像通りの爆演で、燃え上がっています。笑 曲によって合う合わないがあると思うけど、英雄の勇壮な曲想においては非常に合っているのではないかと感じる。さすがのテクニックと歯切れの良さ。

Kemal Gekić(ケマル・ゲキチ)
VICC-5056 rec.1989 My Runk:A-

6番英雄を収録。コンサートでも弾くことが多い印象で、得意な曲なのかなと。演奏はというと、大変ドラマチックでダイナミックなもの。細く歯切れの良い録音も相まって、溜めて溜めて爆発したときのカタルシスは素晴らしい。ゲキチというと変わった演奏をする人というイメージも強いですが、このCDではそこまでそれを感じることはなく、実演に触れると、むしろ最近の方がゲキチ節と爆発度は高くなっているように感じました。

Other CDs

※以下随時更新予定