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Rafał Blechacz(ラファウ・ブレハッチ)
486 3438 rec.2021 My Runk:S-
ついに本命登場、という印象。古典的な形式性を尊びつつも、随所に詩情を感じさせ、非常に完成度が高い。ブレハッチは弱音と強音のコントロールが本当にうまく、全体的には速いテンポで進みつつも多彩な音色で飽きさせない。また、特に第4楽章などでは激情性も顔をのぞかせるなど、この曲の持つ複雑な音楽性を見事に表現していると思う。いくつもの要素が必要とされるこの曲の、そのすべてにおいて高い音楽性を感じさせてくれる。録音も明晰で良好。

Mitsuko Uchida(内田光子)
420 949-2 rec.1987 My Runk:A
ブレハッチのソナタ集が発売されるまでは、内田さんの3番が比較的お気に入りだった。非常に考え込まれており瞑想的。3番の持つ複雑さやその中の豊かな音楽性を見事に描いていると思う。個人的な好みからは、もう少し打鍵のキレとか終楽章の力強さが欲しいところ。

Nikolai Demidenko(ニコライ・デミジェンコ)
CDH55182 rec.1993 My Runk:A
繊細さと力強さを兼ね揃えた良演。第3楽章を11分かけて弾くなどの詩人っぷりが気にならないでもないが、終楽章へのフックにもなっておりドラマチックな演奏とも言える。美しい弱音をたっぷりゆったり歌うかと思えば、終楽章ではしっかり爆発を見せてくれるなどダイナミクスが広い。音の粒がきれいで透明感があるが、個人的にはもう少し太めの音が好きかもしれない。

Dominique Merlet (ドミニク・メルレ)
S 438512 rec.1991-1995 My Runk:A
メルレの3番は完成度の高い、よく言えば正統的な、悪く言えば教師的で面白味には欠ける演奏。奇をてらうことはなく、さりげなく自然なルバートを聴かせてくれる。鳴らすべきところをしっかりと鳴らす力強さもあり、十分に豊かな音楽性と、これという欠点は見当たらない。ただ、これを決定盤と言ってしまえるほどの突き抜けた部分もないかなという印象。録音は、やや乾いた明晰な音。

Henri Barda(アンリ・バルダ)
CAL 9680 rec.1980 My Runk:A-
神秘のピアニストとか呼ばれることもあるらしいバルダ。演奏は、突然前のめりに駆け足気味になることも少なくないものの、力強くも十分なテクニックを聴かせてくれる。特に終楽章は緊迫感があり、エネルギッシュで歯切れの良い音は魅力的。総じて男性的な解釈だけど、第3楽章は10分半ほどかけて歌うなど叙情性も持ち合わせている。あと、終楽章はいきなりフォルテで入る方が好きなので、やっぱりかっこいいなと。録音のせいか、ちょっと音が平坦に聴こえるのは残念。

Jean-François Dichamp(ジャン=フランソワ・ディシャン)
LYR 164 rec.1997 My Runk:A-
全然知らない人だったけど、ジャケットがいいなあと思いながら購入したところ、中々良かった。古めかしい録音に見えて、実は結構最近の録音。演奏自体は正統的で、歌いすぎないが十分な音楽性と、芯のある音色は魅力。若干弱音のレパートリーに乏しい感じもしたが。終楽章は、しっかりと爆発しながら5分で駆け抜けていくなどテクニックも十分。ちょっと録音がくすんでいるというか、もっと明晰な録音だったらなあという印象。
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※以下随時更新予定








































































































