My Favorite CDs

Ewa Poblocka (エヴァ・ポブウォツカ)
VICC-60875 Rec:2013 My Runk:S
ずっと「ワルツの決定盤はないなあ……」と思っていたけど、「私が探していた録音はこれだ!!」と感銘を受けた一枚。演奏は自然で洗練されており大きく動くことはないが、さりげない歌い回しが絶妙に美しくて飽きることのない演奏。快活な曲と陰鬱な曲の描き分けも素晴らしいが、どちらの中にもどこか憂いを感じる。録音も非常に良好で、若干残響が多く優しい音色になっているのも良い。

Alexandre Tharaud(アレクサンドル・タロー)
HMC 901927 Rec.2006 My Runk:A
タローはフランスのピアニストであり、さりげない高貴さが美しい。全体を通してどこかほの暗さを感じ、それは快活な曲においても通底している。常に小雨が降り続いているような感じ。1番や4番ももちろん良い演奏なのだが、3番や7番といった陰鬱な曲において、こうした点が特にプラスに作用している印象。順番通りではなく、独自の配列である点についても、こだわりを感じる。

Valentina Igoshina(ヴァレンティーナ・イゴーシナ)
2564 69566-5 Rec.2007 My Runk:A
こちらも独自の配列で収録されたこだわりの一枚。どの曲でも弾き流すことなく色彩豊かに歌われており、聴きやすくも飽きにくい印象。ワルツをここまで思い入れたっぷりに歌ってもらえると、聴いていて非常に充実感がある。小品ではあるけど、構成やそれぞれの描き分けが高いレベルでされているので、1曲1曲の満足感が高い。録音は明晰で明るい音色。

Krystian Zimerman(クリスティアン・ツィメルマン)
DCI81232 Rec.1978頃? My Runk:A-
ツィメルマンのワルツは、LPで発売後CDでの発売は許可されていなかったはずですが、セットの中の1枚としてなぜか出回ってしまったのがこちらです。基本的には優等生的な演奏で、いまのような完璧主義はあまり感じないものの、良い意味で瑞々しさの残る良演。録音はやや残響が控えめ気味。録音順は独自の配列。

Wojciech Świtała(ヴォイチェフ・シヴィタワ)
CDB008 Rec.1998 My Runk:A-
ちょっと力強すぎると感じることや音の処理が雑だなと感じることもあるものの、全体的に歌い回しがさりげなく絶妙で、満足度の高いワルツ。遺作が録音されていないことが非常に残念。快活な曲でも陰鬱な曲でもワルツらしいリズム感をしっかりと感じることができる。併録の舟歌では力強さが良い意味で作用しており、自然でありながら説得力のある演奏になっている。

Geza Anda(ゲザ・アンダ)
COCQ84391 Rec.1975 My Runk:A-
亡くなる前年に録られたというワルツは、非常にゆっくりと丁寧に演奏されている。起伏も大きくないため、ともするとつまらない演奏に受け取られるかもしれないが、じんわりと染みこんでくるような凄味がある。どこか、悟りの境地にも近いのかも知れない。ゆっくりで丁寧だから安心して聴けるというよりは、音の重みのようなものを感じるので、むしろ聴くときは集中させられてしまう。
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※以下随時更新予定


















Jean-Marc Luisada(ジャン=マルク・ルイサダ)
88875028062 Rec.2013 My Runk:




























